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インターネット革命とその後に続く「ネットの時代」が始まって10年以上が経過した現在、インターネットはすでに生活に欠かせない社会インフラとして定着しました。そして、インターネットが世界の経済活動をシームレスにつないだことにより、日本のみならず、成長著しいアジア諸国をはじめとした世界中の国々で、日々新たなベンチャー企業が生まれ、産業のイノベーションが継続的に起こっています。
当社は創業より、「インターネット」を事業領域に、「日本」を事業地域として設定し、ベンチャーの創造、育成、発掘、支援および投資と多岐にわたる事業を行うことで、多くの事業や起業家を輩出し、日本におけるインターネットビジネスの拡大に貢献してまいりました。それは新たな社会インフラを構築するムーブメントに他ならず、日本におけるネットベンチャーの先駆者としての役割を果たしてきたと自負しています。
しかしながら、インターネットが当たり前のものとなった現在、当社をとりまく環境は創業時から大きく変化しています。政治経済の分野においては、宗教や民族といった古来の価値体系が個々人の想いを飲み込み、影響を及ぼす一方、ブログを中心とした個人メディアが既存のメディアに脅威を与え、世論を動かしています。また、経済面では中国・インドの台頭をはじめとした世界的なパワーバランスの変化の中、汎アメリカ、EUといった経済共同体に加え、環太平洋・アジア圏といった地域の独自性を尊重する動きが活発になっています。
今年、当社は創業10周年を迎えました。2006年に上場を果たし、さらなる自己成長と、自己成長による社会貢献を考えた際に、この「ネットの時代」によって起こった世界経済の変化は、大きな事業機会として目の前に広がっていると認識できます。
今般当社は経営体制を委員会設置会社へと移行し、まさに第二の創業にふさわしい体制変更を行いました。これは、これまでに培ってきたベンチャーの創造、育成、発掘、支援および投資の各事業におけるコアコンピタンスを深化させるとともに、事業領域をインターネット以外の成長産業へ、事業地域を日本からアジア、そして世界へと拡大させるための布石にほかなりません。
当社は、next generation innovatorとして、コアコンピタンスを広く次世代産業に展開し、さらに数多くの事業、起業家を輩出していくことに注力することで、グローバル規模での起業家経済によるイノベーションを起こし、世界経済の発展に貢献していきたいと考えております。
